最強の熊犬で銀の父親。赤カブトとの戦いで生後間もない銀を庇い谷底へ転落、奇跡的に命を取り留めるも記憶を失ってしまう。それでも打倒・赤カブトの志だけは忘れず、決戦に備え奥羽軍を結成、初代総大将を務める。志を同じくする「男」を集めるべく、ベン以下部下を日本全国に向けて放つ。その間、一人で奥羽の地を守っていた。その後、全国の「男」達を集結し、赤カブトとの最終決戦に挑み、戦いの中で記憶を取り戻す。息子の銀との絶妙のコンビネーションで絶・天狼抜刀牙を用い赤カブトに重傷を負わせるが、蘇った赤カブトに不意を撃たれて重傷を負い、銀が赤カブトを倒すのを見届けて息を引き取る。その後は、銀たちの縄張りにある墓所に、生前の姿そのままで永遠の眠りについている。全国から集まった「男」達が初対面であるにもかかわらず涙で震えが止まらなくなるほどの、圧倒的なカリスマ性を持つ。